2015年7月20日月曜日

モリス研究室です

モリス研究室です。
モリス研究室では、修士生が5人、学部生が5人、留学生が2人の計12人で活動しています。今回は研究室について、ふたつ紹介をします。



ひとつめ:研究室での活動
研究室での生活は頴原研究室と共同なので、説明は割愛します。
頴原研となにが違うの?と思う人もいると思います(僕もそうでした)。そこで、まず研究室の活動について紹介します。




モリス研は主に千葉県の一宮町をフィールドにした活動を中心に行っています。




ここです。西千葉から電車で1時間くらい。
この一宮町でワークショップを行ったり、建物の実測調査をしたりしています。


最近では、福川研からの引き継ぎとして奈良県今井町での活動が動き始めていたり、先生の故郷であるイギリスでのフィールドワークが予定されています。


頴原研が読書やディスカッションを中心とした「理論」の研究室とすれば、モリス研は実際のフィールドに足を運んで活動をする「実践」の研究室に近いと思います。




ふたつめ:ゼミ
毎週行われているゼミの主な内容は、勉強会と研究報告のふたつです。


勉強会では、茶室の土壁や寺院の屋根など、古建築修繕工程の映像をいくつかのテーマにわけて鑑賞しています。先生の専門が建築の保全ということもあって、建築を見たり、造ったりといった行為から多くを学んでいます。構造・材料・構法・意匠などなどですね。


研究報告では、おもにB4M2の研究論文の経過報告をしています。研究のテーマに縛りはなく、僕がこれまで見ただけでも、建築物の継手(接合部)に着目した研究や、ある職能が形成されるまでの変遷の研究、実際の設計提案としたものなどいっぱいです。




これは日本における劇場空間の研究


建築史では、意匠・計画・材料・構造・構法といった建築空間から、その背景にある社会・理論・思想など、建築にまつわるあらゆる分野を横断的に学ぶことが出来ます。
ぼくたち学部生も自分なりのテーマを設定して、先生のアドバイスや資料を参考にしながら現在奮闘中です…。



活動にしろ研究にしろ、自分の裁量で突き詰めていけるのがモリス研究室の特徴です。
フィールドワークやワークショップに皆勤賞の学生もいれば、就活や設計コンペを頑張る人もいるって感じですね。
ぼくは4年生ブースにいるので、何か聞きたいことなどあれば声をかけてください!




(きたない…)

以上、SOA歴史研支部 高橋でした。


(文責:高橋)


ありがとうございました!
モリス先生と言えば、あの1年生の時に取り組んだ(今は2年生でやるのかな)旧大塚邸の実測の課題が懐かしい人も多いのではないでしょうか。モリス研の活動もあの課題をさらに発展させたイメージで間違いはなさそうですが、もっといろんなことを研究できる自由さのある環境みたいですね。

そして、高橋くんが撮るときたない4年生ブースもかっこよくみえてくるから不思議ですね。
彼はほんとに写真を撮るのが上手いと思います。気になる方は4年生ブースに彼を尋ねに行ってみてくださいね。


さて、そんなこんなでこの研究室紹介コーナーもいよいよ後半戦にさしかかってまいりました。
いつもお付き合いいただきましてありがとうございます。
次回は、構造系研究室「高橋研究室」です。おたのしみに~

(文責:山崎)

0 件のコメント:

コメントを投稿