2015年12月7日月曜日

私たちのこれまでの設計課題を紹介します。3

こんにちは。広報班です!

課題紹介、続いて今回は3年生です。

3年次からは一気に規模が大きくなります。
3年前期は小学校・複合施設
3年後期はスタジオが開設され各々がやりたい課題に向き合います。
スタジオは3つあり、話題が多すぎるので…

まずは前期課題の紹介をします!!!

自身が通っていた小学校を敷地に、「新たな小学校と、それに付随する複合施設」
というのがテーマでした。
これまでは敷地は皆共通だったのですが、ここが大きく変わった点ではないでしょうか。
人によって大小様々で、街の姿も大きく異なるのでいろんな作品がありました。

単純に設計するだけではなく、「教育とは?学校とは?」
明確なイメージを持って設計することはもちろん、設計する範囲がとてつもなく大きかったです。
教室の形態、地域との関わり、教育プログラム、ゾーンニング、ランドスケープ……

小学生目線の小さなスケール感覚と、街との関わりも考えた都市的なスケール感覚。
二つを何度も行ったり来たりしながら手を動かす。
難しい課題ですねーほんとに。





非常に体力的にも、技術的にもキツい課題でしたが、充実感はあったような気がします。


また、この課題で、改めて地元を見つめ直したら、新たな発見などもあったのでよかったです。

私たちの時は前期から設計が選択だったのですが、今のカリキュラムだと必修みたいですね。
いままでの縁もゆかりもない場所を敷地にするよりは、イメージが膨らむ事も在り、
この課題で少し設計を好きになったと思います。(それまではあまり好きじゃなかったので…笑

紹介と感想が入り乱れた気がしますが、こんな感じですかね?

あっ、後はこの課題で優秀な作品はCリーグという千葉の周辺大学との
合同講評会に選出されたりするので、いろんな人の意見が欲しい人は、頑張ってください!!

p.s.
この課題を進めるにあたり、3年前期の「施設デザイン」という授業は非常に役に立つと思うので、ぜひ取って、まじめに聞くと良いと思います。
(他にもためになる話がおおいです)

以上、山下がお送りしました。


ということで、三年生になるとさらに建築規模が大きくなりました。また、敷地調査から問題提起、それらを解決する提案までソフト面を考えるのにも多くの時間を割いた記憶があります。そこからの設計だったのでなかなか追いつかず、みんなずっと製図室にいましたね。何日帰らなかったのか、覚えていませんね...
卒制はもっと複雑になっていくと思うので、あのとき以上に頑張らないといけません!

さて、次回は三年後期の設計課題を紹介しますので、おたのしみに!


(文責:山下、山崎)

2015年11月29日日曜日

私たちのこれまでの設計課題を紹介します。2

こんにちは。広報班です!

課題紹介、続いて今回は2年生です。

2年次からは本格的な設計課題が始まっていきますが、まず最初の課題は「住宅」の設計です。
敷地は大学周辺の空き地が選ばれるので、何度も足を運んでスケール感を身につけましょう。







前期後半は「集合住宅」。規模が大きくなりましたね。
「集まって住む」とはどういう事か、構造的に持つか、開口は十分に空いているか。
ほかの授業で扱った内容も反映できるようになってきます。





夏休み明けて、2年生最後の課題は公共施設です。
僕らの時は美術館でしたが、今年はコミュニティセンター。
誰が運営するのか、誰が来るのか、何のための施設なのか、どうやって使うのか。
ソフト的な面を十分に考えなければなりません。









僕らのカリキュラムでは必修はここまで。3年次からは選択科目となります。
楽しい、悔しい、面白い、まだやりたい、単位が足りない…
設計を履修する理由は人それぞれですね。


以上、広報班河村からお送りしました。




はい、ということで、二年生からは本格的に設計課題に取り組んできました。
住宅、集合住宅、美術館と徐々に規模が大きくなっていき、課題が進む度に慣れるどころか大変になっていったような気がします…(笑)

現在は、半期ずれているため、
2年前期に大塚邸(前回参照)、住宅。
2年後期に集合住宅、公共施設。
といった感じで進めているようです。
模型技術やPC技術はどんどん上達していって、仲間の作品をみるのは毎回楽しみでもあります!
集合住宅や美術館からはCGパースを作成する人も多くなって、発表の表現の幅もぐんと広がってきました。

こうやって昔を懐かしんでいると、ああもう卒業だな、なんてなんだかそんな気分になってきますね。
お疲れ様わたしたち!がんばれ後輩たち!毎日製図室にいたなあ、大変だ~なんて言いつつも、なんだかんだ楽しい毎日だったなと今では思いますね。

卒業設計を終えたとき、そうやって懐かしむことができるのか、はたまた思い出したくもない記憶となってしまうのか…まだまだ不安はありますが、前者を目指して頑張っていくしかないですね!!
さて、なにを作ろうかしら…


さあそれでは、また次回の更新もおたのしみに!


(文責:河村、山崎)

2015年11月24日火曜日

私たちのこれまでの設計課題を紹介します。

こんにちは。広報班です。

今回は、私たちがこれまでにやった設計課題を紹介していきたいと思います。

まずは1年生のときの課題から。3年前ですね。
私たちが1年生のときは今とはカリキュラムが違い、前期からバリバリ製図課題が出まくっていました。
1年生の新歓の時期に既に「課題が…」と言いながら、他の学科の1年生がわいわい楽しんでる中製図室に向かったのが苦い思い出です…。




1年生の前期は1週間〜2週間くらいごとに製図課題が出ます。あとは毎週、空間デザイン辞典から写真を選んで描く、という課題もありました。懐かしいです。




後期はおなじみ、大塚邸の実測からの図面作成、軸組模型とアクソメの作製です。これは今もやっているやつですね。









 大塚邸が終わった後は自分の好きな建築を一つ選び、模型とA1一枚でポスターを作製し、紹介する、というのをやりました。建築に制限はないので、美術館でも住宅でも駅舎でもなんでもあり…で非常に様々な建築が登場しました。





その後にやった課題が1年の最後の課題、「7.2m×7.2m×7.2mの空間に設計する」というものでした。某研究室で出てる設計課題とそっくりですが、このときは設計するものはなんでもあり、構造も材質もなんでもあり、の超自由課題でした。楽しかったです。




模型とA1一枚でポスター作製。



この課題で初めて設計のようなものをやり、1年生は終了です。今見返してみると本当に自由で楽しそうなものばかりです…。初心を忘れず、今後も楽しく設計していきたいですね。
懐かしさで胸がいっぱいになったところで、1年生の設計課題紹介はおわりです。


以上、広報班加瀬からお送りしました。



いや~懐かしいですね。大塚邸の軸組模型を作ったとき、組み立てて、色を塗って、ニスを塗って、あとは土台に名前を書くだけ…というところで手から落とし、手塩にかけたMy大塚邸がバラバラに…なんてことを思い出しました。提出の何日前だったか、もう忘れましたが、先輩方にあのころからお世話になっていたことは忘れられません…。

最近はカリキュラムが変わり、私たちの頃とは半期ずつ後ろ倒しのスケジュールとなっているみたいですね!
1年前期は製図課題はなく、1年後期に製図課題が行われ、大塚邸以降の課題は2年次に行われているようです。課題内容も担当の教授によって少しずつ変わっているのかな。

千葉大製図室には課題の成果が展示されているので、懐かしい思い出に浸りたい先輩後輩方、製図室大部屋までどうぞ~ついでに4年生ブースで建築展の進捗状況もチェック☆してくださいね~!


それではまた次回の更新をおたのしみに!!!

(文責:加瀬、山崎)

2015年11月17日火曜日

卒論発表

こんばんは!千葉大建築展2016広報です。

今回は卒論発表会の様子をお伝えしようと思います。
千葉大学建築学科では、学部卒業のために卒論の提出が必須となっておりまして、
それはもちろん我々卒業設計履修者も変わらず通るべき関門なんです…!

なので、卒計の提出に先立って、11月6日に卒論の発表会が行われました。
今回はこの夏完成したばかりの新しい教室
工学系騒動研究棟2コンファレンスルームにて発表が行われました。


発表前の会場の様子
まだ準備に追われている人が多いのでしょう…人数が少ないです。



卒論のテーマ選びは自由で、いろいろ悩んだ人もいるのかもしれませんが、
現在関わっている研究室での研究やプロジェクトに関するものが毎年多いような気がします。
今年は例年に比べて卒計履修者が多く、その分研究内容も多岐にわたっていましたね。


ここで、論文題目を紹介します。{学籍番号順、()内研究室名}

「ICTが及ぼす建築の原作者性の変化に関する研究」 山本直弥(頴原研)
「類推的都市のドローイングにおけるアルド・ロッシに作品群に関する考察」 穴水宏明(岡田研)
「総合病院における精神科外来待合の空間設計に関する研究」 李 多卿(中山研)
「小中一貫校における児童・生徒間交流を促す施設計画の考察―視察調査・ワークショップを通じて―」 大峽康平(柳澤研)
「街路空間における日本的な生活の表出の仕方に関する研究 江戸名所図会を対象として」 小黒由実(岡田研)
「フェルメールの絵画を題材とした人物の行為と室内空間の関係性の考察―絵画の空間表現と人物表現を参照した設計理論の検証―」 織大起(伊藤研)
「都市街路・公園等の維持管理における市民協働手法に関する研究―「ちば市民協働レポート」を事例として」 加瀬ひかり(宗方―岡部研)
「菊竹清訓の言説と建築における架構体から見える精神性 1950~60年代作品の形態的類似を通して」 釜谷潤(岡田研)
「精神科医療における地域移行のための諸施設の実態調査」 川鍋哲平(鈴木研)
「木材の利用促進と地域活性化の考察」 河村哲哉(鈴木研)
「建築写真の構成要素に関する研究 レム・コールハースの作品集における表現をもとに」 小林泰典(岡田研)
「歴史的建造物のコンバージョンの実態に関する調査―小樽市の保存条例と転用手法について―」 後藤沙織(柳澤研)
「高速道路休憩施設の滞在時間と環境評価指標の相関分析」 斉藤昂大(鈴木研)
「高齢者デイサービスにおける利用者の過ごし方と特性―「民家転用型」と「施設新設型」を比較して―」 柴藪綾介(中山研)
「行政中心地域を対象としたクリーンセンターからの面的エネルギー供給の最適化検討」 新冨凌汰(林研)
「緑地環境の生成に寄与する地域住民の意識と実態の分析―みどりのまちづくり企画「まちはな2015」と通して―」 菅野万里帆(鈴木研)
「データベースに基づく頭付きスタッドの性能についての基礎検討」 須藤嘉顕(島田研)
「島根県大田市大森の町並みに関する研究」 角拓哉(宗方―岡部研)
「建築における廊空間の構成と作用―日本建築を事例とした図式化による考察―」 高橋洸太(Morris研)
「ボリュームレンダリングを応用した積層材加工物のデザインシュミレーション」 土屋翔斗(平沢研)
「病院外来部コモンスペースにおける患者利用の可能性に関する研究」 坪田祐(中山研)
「プロジェクションマッピングが有する4つの借景概念段階 『日本造園における借景という用語の性格と変遷』をもとにして」 成瀬ひな子(頴原研)
「大学図書館の自由開架空間における資料探索行動に関する研究―館内サイン計画と利用者の迷いについて―」 藤田雅大(中山研)
「都市中小河川の周辺環境に関する研究―鎌倉市大船市街地を事例に―」 牧野祥大(宗方―岡部研)
「薄暗い空間の心地よさに関する研究」 宮崎奏(宗方研)
「ICT機器の活用を促す教育施設計画に関する研究」 森泉彩(柳澤研)
「人の生活におけるコミュニティの大きさに関する研究」 山口裕香(岡田研)
「認可保育園における子どもの発達環境に関する考察―子供の行動と空間要素の関係に着目して―」 山崎すみれ(柳澤研)
「槇文彦が「奥」を構成する際に使った手法に関する研究 ヒルサイドテラスを通して」 李熙徳(前田研)
「揺動する布や粒子を見て感じる視覚的な風の強さと肌で感じる風の強さの関係」 渡辺杏奈(吉岡研)
「フランク・ロイド・ライトの住宅における暖炉配置に関する研究―暖炉を起点とする空間の方向性の分析―」 竹内悠(伊藤研)
「没入型VRによる建築プレゼンテーションの施行」 戸田勇登(平沢研)
「診療所の配置と住民の生活圏域―大津市市街地を対象として―」 山下悠太(中山研)

 以上、33名です。


発表をきいているみんなの様子




5分という持ち時間はとても短く、研究の内容をまとめて原稿を考えるのも一苦労でした。
論文をスライドでわかりやすく伝えるのは、設計の発表とはまた違ったむずかしさがあり、
載せる文章が長くなり過ぎぬように、膨大な量の実験結果や調査結果を簡潔に表せるように
など梗概を提出してからも、発表の準備に追われていました。
そんな中で、研究室の先輩方には最初から最後まで、
梗概の内容・言い回し・誤字脱字チェックから発表スライド・原稿のアドバイスまで、
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
来年、同じように後輩たちにアドバイスができるのか自信がない!と何度口にしたことでしょうか…でも、安心してください。がんばりますよ!

そういえば、卒論の研究で保育園に調査に行ったとき、
安心してください、はいてますよ!安心してください!
と園児たちがとにかく明るかったのがかわいかったです。
関係ないですね、すみません。
でも私たちも、とにかく明るく 楽しい卒計期間を過ごしたいなと思うばかりです(無理矢理)。


さて、話がそれましたが、この卒論での研究内容を卒計につなげるもよし、
また新しいテーマに取り組むもよし、考えなくてはならないことは山々ですが、
とにもかくにも卒論発表が終わり、(まだ本論の提出が控えてはいますが)
いよいよ 街はクリスマスモード一色、わたしたちは卒計モード一色!!!
といったところでしょうか。サンタさん、かっこいい図面が欲しいです…ToT

来る12月10日には早速、卒計中間報告も控えています。
本当にあっという間です。。がんばりどきですね!


それでは、また次回のブログをおたのしみに!




(文責:山崎)

2015年11月16日月曜日

卒業設計展 日程のお知らせ

みなさまこんにちは!
お久しぶりです。千葉大建築展2016広報です(^o^)


なんと!この度は!
卒業設計展の日程が決定したのでお知らせします(^v^)拍手〜
Twitterではすでにお知らせしましたが、ブログでもお知らせいたします!


【本年度の卒業設計展情報】

・2月22日(月)
1次審査:ポスターセッション
2次審査:1次審査選出者による公開審査
*審査員:クリティーク数名程度

・2月23日(火)
卒制履修者全員のプレゼンとディスカッション

・開催場所
千葉大学付属図書館(西千葉)

両日共に朝10時より開場します!


ということで、お友達を誘って、ご両親を誘って、もちろんおひとり様でも!
ぜひぜひ千葉大図書館アカデミックリンクまでお越しくださいませ。
お待ちしております。


気になるクリティークの発表は今しばらくお待ちください。



さて、院試・夏休み・卒論発表という
想像以上に忙しい期間をみんななんとか無事乗り越えまして
ほっと一息、久しぶりのブログ更新となりました。
建築展に向けての準備も再開し、そろそろ卒制の内容も考えていかないとな
という雰囲気になってきています。季節が巡るのは本当に早いものですね!


そんな夏休みや卒論発表のこと、それから普段のわたしたちの様子
などもこれから更新していきたいなと思っているので、
また千葉大建築展2016ブログをよろしくお願いいたします。


それでは、季節の変わり目 体調管理にはみなさまお気をつけてくださいね。
(私は早速のどがやられています…予防注射が打てない!)




(文責・山崎)

2015年8月4日火曜日

もう(岡部研究室)ないじゃん

こんにちわー。館山とジャカルタでおなじみの岡部研です。


皆さん存じ上げていると思いますがこの岡部研、公式ではもう千葉大にはありません。なんでここが研究室紹介大トリなんですかねえ…。しかも唯一建築展のメンバーでない僕が筆を握るというね。(呆れ)
と、まあ色々なプレッシャーを感じながらも研究室紹介を書かせて頂きます。まずは冒頭でも書いているメインのプロジェクトについて。




館山



千葉県の最南端に位置する館山市に拠点を置き、ワークショップやリノベーションを通して地域と関わりながら総合的な提案を実践しています。



ジャカルタ



ジャカルタにはカンポンと呼ばれる高密度居住地区が数多くあり、その中でも中心近くのカンポンCIKINIというエリアをフィールドに、2011年からインドネシア大学と共同でプロジェクトを行っています。


この辺は4年生あまり関わりがありませんでしたけど。一応プロジェクト自体は来年以降も継続するので、今後携われる機会があればという感じですね!




そして6月半ばに僕達四年生がメインで携わったワークショップについて。ちなみに都市系の研究室はお隣の「都市環境システム学科」の方々と合同でプロジェクトに取り組む機会が多いのですが、今回のワークショップもその例に違わず合同でやらせて頂きました。

敷地は千葉駅西口周辺地区を対象にし、千葉大学協定校のメキシコのベラクルス大学の学生と共同で国際的なまちづくりワークショップを行いました。


メキシコの学生達と英語で議論を交わし、様々な意見が飛び交う中でさらに四日間という短い期間。最終日はみんな徹夜で作業を行い、なんとか提案を完成させられました…。


先ほどのメキシコの方々とのワークショップはこちらに詳しく乗せているので気になる方は是非!

活動については概ねこんな感じですね。



そして7月半ばに行ってきた沖縄ゼミ旅行の写真を。
海がめちゃくちゃ綺麗でした…。










嘘でーす。台風9号、10号のおかげで旅行はキャンセルになったし、5万円はどこかへ飛んで行きました。なお3万円は帰ってきた模様。


代わりに館山に(ゼミ合宿込みで)行ってきたので、館山のプロジェクトの中心である茅葺き屋根の家「ゴンジロウ」と今回の活動の様子を紹介したいと思います。台風は絶許。


「ゴンジロウ」の居間。生活感溢れています。



去年完成したばかりの土間。開閉式です。




離れのキッチンとトイレ。館山の生活には欠かせません。




草刈り、伐採で出てきた草木を燃している所。
今回の活動は「ゴンジロウ」の周辺整備がメインでした。



海も近いよ。暇な時間は釣りで時間を潰します。



夜は星を見ながら酒を飲み交わしました。
夏の大三角形なんだよなあ。



とまあこんな感じで楽しくやらせてもらってます。他の研究室の人もプロジェクトに興味がある人がいれば是非参加しちゃったりしてください!


以上岡部研より紹介させて頂きました(*^^*)

(文責:長谷部)



ありがとうございました!
なんだか夏らしさを感じさせる岡部研紹介でしたね。
世間はもう夏休みかぁ、なんて思ってしまう季節ですけれども…頑張っていきましょう。

館山、ジャカルタの活動は岡部研のイメージも強く、楽しみにしていた人も多かったかもしれませんが、記事にもある通り、今年で岡部研はなくなってしまうんです。しかし、プロジェクトは続くということで、興味がある人は都市棟までぜひ遊びに行ってみてください。


さて、今まで20回にわたってお送りしてきた「千葉大学建築学科研究室紹介」でしたが、いかがでしたでしょうか。更新がまちまちで見にくいこともあったかと思いますが、見てくださってありがとうございます!
改めて数えると、20個も研究室があったのかと少し驚いたりもしました。普段はなかなか一緒に活動しない研究室のことも知れたりして、私たち自身も楽しめたのではないかな、なんて思っています。


そして、次回についてですが…またまた私事なんですけれども、私たち建築展のメンバーの多くがこの夏大学院試験を控えているということで、あと1か月もない!院試の勉強に専念させていただきます。千葉大学の院試が終わったあたりからまた、少しずつ更新していこうかなという予定ですので、また会う日をたのしみに!いい報告ができるように!頑張りたいと思いますので、そちらの方も応援していてください。では!さようなら~



(文責:山崎)


2015年8月1日土曜日

宗方研究室です。

こんにちは、宗方研究室です。



さて、まずはこの先生をご存知でしょうか。




我らが宗方先生です!

一度でも会った事がある人なら、わかると思います。
そっくりです。

去年のM2の方々の作品ですが、かなり秀逸だと思っております。笑


宗方先生率いる宗方研といえば、みなさんの中でざっくりと「環境系の研究室」という認識ではないでしょうか。
今日はせっかくの機会ですので、私たち宗方研が何をしているのか、どんな研究室なのかお話したいとおもいます!

宗方研は、建築環境工学の中の光視環境及び建築環境心理学を専門にする研究室です。主に、人工照明や昼光照明によってもたらされる照明環境の明視性、雰囲気性、知的生産性などを扱います。また、単に「光」に着目するにとどまらず「見えている環境」に範囲を広げることで外部環境などを扱うこともあります。一方、建築の中における人に注目した「建築環境心理」を考える研究室でもあります。人間は様々な建築空間において環境からの刺激に身を晒し、環境要素を知覚し、その意味を認知し、行動しています。宗方研は、この関係性に着目し、その構造を明らかにすることを主なテーマとしています。

つれづれと難しいお話をしてきましたが、要するに空間からうけとる感覚(印象)の要因を探り、そのメカニズムを見出すのがわたしたちの研究室です。


現在、学部生が研究している内容は

オフィス空間の変動照明における異なる色温度での明るさ知覚
閉鎖感・開放感を与える光の入り方・景色の見え方
薄暗さにおける印象評価
床にまつわる生活様式からみたくつろぎ感
会話のしやすさと喧騒感

と、まあ光視環境だけでなく、触覚や音環境など、興味さえあればしっかりと研究していくことができる場所です。


現在は週一のゼミをこなしつつ、各自論文を構想中。また、院試の勉強中ですかね。
基本的には環境系の学生室で、川瀬研・林研と一緒に学んでおります。




学生室のバジルもいい感じに育ってきたので、密かに女子会を企画しています。料理できる方、募集中です。

(文責:宮崎)


ありがとうございます!
宗方先生、そっくりです!
宮崎さんとは、去年一緒に宗方研究室の先輩の実験に参加させていただいたこともありましたが、今年は宮崎さんが実験をするのかな?あと2年後かな?
宗方研究室に興味のある人もないひとも実験に協力お願いしますね!なんて。

さてさて、次回がいよいよラストの都市系研究室「岡部研究室」です。岡部研究室は残念ながら今年から募集がなくなってしまうのですが、そんな岡部研究室の最期を飾る彼らに、研究室紹介の最期も飾ってもらいましょう!おたのしみに!

(文責:山崎)

2015年7月29日水曜日

原田研’15

原田研 '15は学部生3人と博士課程1人で細々と活動を行っています。
研究室が実験棟という隔離された場所に存在していることもあり、その実態はほとんど知られていません。

原田研究室は前任の森田研究室を引き継いでおり、構造に強いとされている千葉大学の中でも歴史のある鋼構造研究室です。

鋼構造研究室という名の通り私たちの研究対象は鉄骨です。メタルDEATH。鉄骨は「理論式と実際の挙動の間にあまり差がない」というところにその面白さがあると思います。物理や構造力学が大好き!という人にはもってこいの材料です。建築に初めて鉄骨造が用いられるようになってから200年以上経ちますが、実はまだわかっていないこともたくさんあり日々研究が進められています。

原田研ではS造の柱梁接合部の力学的特性について研究を行っています。また、週に一回のペースで島田研と合同で勉強会を行っています。原田先生や島田先生が丁寧に指導してくださるので、構造設計を学ぶうえで最高の環境が整っていると思います。(ここだけの話、面倒見の良さは構造系の研究室の中で一番なんじゃないかと。

最近実験で使用した機械を紹介します。




アクチュレーターという機械です。試験体に荷重をかけるための機械ですが、この前の実験では100トンの荷重を試験体にかけました。なかなかのヤッタルチャンです。


このような機器を使用して試験体を破壊し実験を行っています。
私たちの実験は肉体労働を伴います。「身体を動かして汗を流したい!」という人や、「机の上で考えるより身体を動かして考えたい」というアクティブな人が向いています。


ところで、原田研の学部生は誰も卒業設計を行いません。Crazy完全な卒論です。許してにゃん。
でも、原田研は卒業設計で頑張るみんなを応援します。
僕たちも卒論に向けて頑張りますのでお互い頑張りましょう。


(文責:石村)


ありがとうございます!
なんと!タイトルからも本文からも漂うハロヲタの香り…あ、これは一部の人にしかわからない丁度がありますよね。許してにゃん。(2回目)

さて、話がそれましたが、原田研は本文にもある通り、研究室が離れているのであまり会うことはありませんが、なかなかダイナミックな実験をしているみたいですね。構造実験に興味があるアクティブな人、結構いるのではないでしょうか?

卒業設計の応援もありがとうございます。今頃になって不安な気持ちもあったりしますが、大変なこともあるだろうけど、すぐに結果が付いて来なくとも 大器晩成型なんだから、まあ気長に頑張りましょう。ということで!卒論、卒制、院試…と不安になった時には「大器晩成/アンジュルム」おすすめです☆

はい、気になる次回は環境系研究室「宗方研究室」です。研究室紹介も残すところあと2つなので、みなさんお見逃しなく!!


(文責:山崎)

2015年7月27日月曜日

平沢研究室です

こんにちは!平沢研究室です!

今回は簡単な研究室紹介と、7月10日にゼミ内で開催されたGDL運動会の報告をさせていただきます。


「研究室紹介」
平沢研究室の目的はコンピューターの技術を積極的に建築に応用させること。
その目標を達成するべく、ゼミ生たちは日々パソコンや機械と向き合って、とにかく最先端なことをガシガシ研究しています。
具体的には様々な構法を3D空間内に再現・記録するデジタルアーカイビング、VRARの建築での応用、あとここ最近は3Dプリンタや下の写真のような機械を酷使して何か作っています。
だいぶぼやかしましたね。大人の事情ってやつです(デジャヴ)。


詳しいことを知りたい方は平沢研のHPか直接研究室に遊びに来てください!




研究室内にはこのアームロボット君をはじめ、使い方のよくわからない、写真を撮ってよいのかも分からない機械がたくさん置いてあります(この子はしっかり許可をもらって掲載しましたのであしからず)。



研究室は工学部10号棟2階の奥の方にあります。廊下だけでなく室内にもやたら改造?が施されています。
必要なものは自分たちで作っちゃう、それが平沢研流。
下のゼミ室の写真にある机も構造実験で余ったガラスとネットで買った合板を使って作ったみたいです。



次に「GDL運動会の報告」
まず、このブログを見ている大多数であろうGDLってなんぞ?って人のために軽く説明しますと、
GDLArchiCAD内で使うオブジェクト(家具とか部材とか)をつくるプログラミングのことです。


こんな感じでスクリプトを入力すると3Dモデルが出来上がります。

GDL運動会は、ArchiCADの開発会社であるGRAPHISOFT社様の監修のもと、このGDLを使った3Dオブジェクトのクオリティを競い合う平沢研の一大イベントなのです!
ずいぶん大がかりなイベントのように言ってみましたが、参加研究室は今のところ平沢研だけです。来年からは増えたらいいな。


↓発表の様子inゼミ室


テレビ電話越しにGRAPHISOFTや某ゼネコンの方から講評をいただきながら発表しました。


そして下に挙げる5点が私たち学部生の作品になります。


和泉作 「ペットボトルシミュレータ」




中村作 「ドミノ」



戸田作 「ユーフォニアム」 GRAPHISOFT賞(学部生最優秀賞)



土屋作 「アル・バール・タワー」



高橋作 「メトロポールパラソル」



プログラミングと聞くと難しく聞こえてしまうGDLですが、何ヶ月間か使っているとあら不思議、いつのまにかある程度のスクリプトが書けるようになっています。
「オリジナルのオブジェクトを作ってみたい!」、「GDLが気になってきた!」という方は是非、来年度の平沢研究室主催のGDL講習会に参加してみてくださいね!(今年度の講習は終わってしまいました)


ちなみに院生の先輩の力ともなると・・・


月ができました( ゚Д゚)!!!


あと1~2年でこんな技術力がつくのかと、不安になるとともにちょっと楽しみになってきた和泉がお送りしました。


(文責:和泉)



ありがとうございました!
さすが平沢研…!すごい!なんて読んでいたら、我らが建築展広報班班長の戸田くん!最優秀賞じゃないですか!まあ、前から彼はすごい腕を持っていると感じていましたよ。なんてね!おめでとう!
「必要なものは自分たちで作っちゃう、それが平沢研流。」かっこいいですね!平沢研に興味を持った人、多いのではないでしょうか。だって、月もつくれちゃう!あのおなじみのArchiCADで!ほんとにすごい!

なんて、感想は直接彼らに言いに行くことにして、気になる次回は構造系研究室「原田研究室」です。ついに、研究室紹介も残すところあと3回となりました。最後までお見逃しなく!

(文責:山崎)