2015年6月25日木曜日

岡田哲史研究室です



岡田哲史研究室です。

 ご存知の方も多いと思われますが、岡田研究室は意匠系の研究室です。そこで意匠とはなんぞや?という事を考えつつ、我々の活動内容をお伝えしていきたいと思います。

 今年は3年生のスタジオ課題の際に行ったのですが「9m×9m×9m」課題から紹介していこうと思います。これは一辺9m立方の空間の中に、最小限の手数で最大限の効果を得る事を目標とした住宅機能を持つ空間を設計するというものです。毎年恒例となっていますが、やってみて納得。やるとやらないでは今後の建築に対する意匠的な見方が随分と変わってきます。





 私は岡田先生に「わかっているようでわかっていない。」とコメントを頂きました。確かに、そのコメントもわかるような…わからないような…。言葉多く語らずとも、見た感覚を共有し学んでいく。意匠とは常に難し過ぎる事も簡単過ぎる事もない、掴めそうで掴めないそういうものなのかもしれないと感じました。人それぞれ感じ方や学ぶ事が変わってくると思いますので、興味をお持ちの方は是非一度挑戦してみてはいかがでしょうか!


 では研究室に所属してからの活動について説明致します。私達4年生は院生の先輩方と縦割りの4つのグループを組みとあるコンペを行いました。先生は多忙により研究室になかなか来られませんが大丈夫です。建築に対して広い知識と奥深い考えを持つ先輩方から多くの事を学びます。学部生も時には自分の見解を述べ、また時には持てる技をフル活用し切磋琢磨取り組んでいます。


 次に院生がメインの活動について少しだけ触れさせて頂きます。まず一つ目が現代に向けた新しい茶室の設計。二つ目が千川に素晴らしい文化財として残る建築物の設計。三つ目が稲毛海岸のヨットハーバーの改築です。これらは岡田先生のもとに来た案件の一部を岡田研の学生も参加させて行おうというものです。院試終わりの4年生や新入生も行う可能性があるので要チェックです。





 最後に、ただ今岡田研4年生は伊藤研の2人と他研究室有志の3人を含めた計10人でゼミに参加しています。出かけ先は遊び場ではなく他大の講評会や敷地調査になるといったストイックな一面もありますが、その忙しい日常や合間に独自の楽しみ方を見出し生活しています。




 
メンバー一部抜粋です。



日常風景です。


それでは、漢気じゃんけんでは負け知らずの山口からでした。 

(文責:山口) 



ありがとうございました! みんなが「9m×9m×9m」に取り組んでいた頃が懐かしいです。どんどん積み上げられていくスタディ模型を隣で眺めながら、この小さな空間に対する可能性みたいなものをわたしも少しわかったようなわからないような…とにかく、難しそうで面白そうで側から見ていても、記憶に残る課題でもありました。
そして、今年の岡田研は遠足が多いなというイメージでしたが、それも全部敷地調査やプロジェクトの一環だったのですね!さすがストイック…!でも、そのストイックさを感じさせない?ほど、毎日楽しそうな彼らです。活動場所が下級生と同じフロアなので、みなさんもよく目にしているのではないでしょうか。

 さて、続きまして次回は「島田研究室」です。次回もお楽しみに(^◇^) 

(文責:山崎)

2015年6月24日水曜日

川瀬研究室です!

みなさんこんにちは。川瀬研究室の紹介です。

いきなりですが先に残念なお知らせをしなければなりません。川瀬研究室は平成28年度になくなってしまいます。川瀬先生が退官されてしまうためです。私も研究室に配属されて早々のことなので寂しい思いがありますが紹介をしていきます。

さて、川瀬研究室は宗方研、林研と同じく千葉大学の環境・設備系の研究室です。

建築とはよく人間に例えられ、
「建築構造」→「人間の骨格」、
「建築意匠」→「服装、外見」、
「建築設備」→「心臓や血管」なんていう風に、表されます。
ほんとうにわかり易い例でよく言われています。

建物の内部は、住まう人にとって良好な環境に保たれるようコントロールされるもの、あるいはそうあるべきものであり、そのための仕掛けが建築設備です。

ビル全体に配置される空調用ダクトがしっかりと機能していなければ、建物の中で生活する人々の居心地は悪くなります。
そうならないように空調用ダクトを正常にかつ効率よく動作させるよう策定するのが建築設備計画です。


この研究室では、主に以下のことを研究しています。
[]建築の省エネルギー化推進のための各種手法の開発と調査・分析
[]室内空気環境を中心とした建築の居住性能や知的生産性に係わる調査・研究
[]建築設備の耐震性について過去の被害状況などを考慮して性能基準化の方策を研究する
[]建築設備の設計を単に手法やプロセスとしてではなく建築における価値軸のなかに位置づけるための研究を行う。

私たち4年生は現在、各自の研究内容を練るのに大忙しです。
私も今度とある企業に訪問し、室内の環境実測を行う予定です。



紹介は以上です!
川瀬研究室でした!

(文責:原田)


ありがとうございました!
わたしたちの学年担任でもある川瀬先生は来年で退官されてしまうのですね。寂しい気持ちが大きくて、なんだかしんみりしてしまいました。
そして、人間にたとえてみると…わかりやすいですね!でも、我らが建築計画はどこに入るのでしょう…勉強不足なので出直してきます(°_°)

さて、なんとなく千葉大学建築学科の雰囲気も伝わってきたでしょうか。気が早いですかね。実はまだ1/7です。まだまだ続きますからね!
次回は、意匠系研究室「岡田研究室」です。今年はもうプール開きをしたとかしないとか?今年も個性溢れるメンバーが揃ってます(^∇^)必見です☆

(文責:山崎)

2015年6月21日日曜日

頴原研究室 紹介



頴原研究室は、留年生2人のおかげで学部生7人と言う大所帯です。
歴史研らしく陽が当たらない薄暗い部屋で、今日もまったり活動しています。

研究室の活動=「原っぱ」

頴原研の活動の特徴。それはなんたって「自由」です。
基本的に頴原先生は強制をしない先生なので、自分の好きな事ができちゃいます。設計が好きな人は設計をするし、本が好きな人は読書をします。
青木淳の「原っぱと遊園地」でいうところの「原っぱ」な研究室なのです。

ひとつ縛りがあるとすれば「本を読むこと」です。
週一回、先生が指定した本を読んできてみんなで議論をします。
同じ本を読むのに、みんな考える事とか、疑問に思うことが違うのが面白いですね。
学生で議論を交わした後に頴原先生の総括を聞くと、とっても勉強になります。
課題本は、鈴木博之に始まり磯崎新、隈研吾、大谷幸夫、ジェイン・ジェイコブスまで多岐に渡ります。取っ掛かりを散りばめておいて、どこかで興味をもってくれれば、という頴原先生らしい計らいを感じます。
そこらに転がっている本たち。
そこらに転がっている畳、コタツ、揚げたての天ぷら。


研究室の生活=「職住一体」

頴原研は、同じ部屋でずっと一緒にいるのでモリス研とはとっても仲良しです。共に建築や料理について熱く語る日々です。
歴史研の研究室はおそらく、自由に使えるスペースが一番広い研究室です。なんたって、キッチンとダイニング(コタツがある四畳半の畳ゾーン付き)があります。模型材料や謎の本がたくさん転がっているリビング(兼、模型室)もあります。去年はテレビ(私物)も設置していました。今年はコンロが新しくなりました。ちなみに、3Dプリンター(私物)もあります。

お風呂さえ我慢すれば、住めます。揚げ物もできます。
山本理顕のいう「職住一体」ですね(?)
油断していると、頴原先生に掃除しなさい!と怒られます。先生の手によっていつの間にか綺麗になっているというケースもあります。
頴原先生は綺麗好きでおられるのです。。。

 トンカツと刺身で気合いを入れる    
 不健康な建築学生に朝ご飯は必須


まとめ 

え 映画を見るならプロジェクター

ば 場所を選ばずすぐ寝れる

ら ライセンごはんはナンセンス

す 水道・電気・ガスがタダ

み 耳を澄ませば誰かのイビキ

こ ここなら住める!えばら研z




自然科学棟屋上から見える朝焼け。 秘密の場所です。    

以上です。
(文責:山本)




ありがとうございます!
まさかの飯テロ!!建築学生に栄養ある食事は欠かせません!この時間にこの美味しそうな写真はついつい頴原研に足がむかってしまいますね?(~o~)
そして、毎日研究室のイスを奪い合っているやなけんの学生としては、畳に炬燵なんて羨ましすぎる...!読書も研究も捗りそうです。

さて、そんな羨ましい研究室紹介でしたが、気になる次回は設備系研究室 「川瀬研究室」です。個人的には結構気になるメンバーが揃っている研究室でもあります...(ハードル上げておきます)2日後をおたのしみに!

(文責:山崎)


2015年6月19日金曜日

トップバッター・伊藤研究室


-Log-

4年間の活動の蓄積を。
卒業設計と向き合い始めてから、この手を離れるまでの軌跡を。
一つ一つ噛み締めながら、思考を巡らせ、かたちに残せるように。
今年度の建築展のテーマはそんな思いで決定しました。
建築展の代表ということで話をふってもらったので、今年の建築展テーマの紹介からスタートします!


そして、研究室紹介トップバッター、伊藤研究室です!
伊藤研究室はまだまだ駆け出しの2年目。今年は織、竹内の2人で活動しています。


ワークショップのメインファシリテーター。
今年の「伊藤研スタートダッシュ」は、普段は参加する側のワークショップに、主催者としてチャレンジしました。岡田ゼミB4、林研B4、M1、吉岡研M1の方々にチューターとして協力していただき、なんとか成功させることができました。




伊藤事務所の児童養護施設リノベーションプロジェクトの一環として、子供たちの生活実態の調査。また、子供たちに「建築」によって自分たちの住む家が変化することを、能動的に感じ取ってもらえるように。これがワークショップの主目的です。

正直、ワークショップを主催することをなめていました. . .
2ヶ月という短期間で、企画を練ること、リハーサルをすること、本番用の道具を準備することと、やることは盛りだくさん。子供達は3歳児から中学生までの幅の広さで、そんな子供たちをどう乗り気にさせて、どう引き出すか、などなど。ワークショップを作る側に回るとこんなにも大変なのか、の連続でした。

苦悩の2ヶ月間を乗り越え、企画書を作成し、模型を作り、道具を用意し、”お菓子”を持って行った甲斐もあって、本番はみんな子供達と楽しく、時に振り回され、最後は手応えを感じつつ、くたくたになって終えることができました。



ワークショップ後は、ワークショップの結果の集計、報告書の作成はもちろん、林研ワークショップ参加、Cリーグ、就活、卒論ゼミ、伊藤事務所の現場・打ち合わせ見学、岡田研ヒューリックコンペ参加、などなど、それぞれ自由に、いいとこ取りな生活をしています。





設計・論文・ワークショップ・実施現場・岡田研ゼミ参加. . .
「学部4年の1年間でとにかくたくさん吸収したい」
2人ともそんな意志を持って伊藤研に来ました。

まだまだ始まったばかりの研究室。だからこそ自分たちで自由に歴史を作っていける楽しさがある。ここから卒業設計を終えるまで、どこの研究室にも負けないくらい、怒涛の日々を送っていきたいと思います!


では、普段は基本的に岡田研の皆さんと楽しく過ごしている伊藤研究室からお送りしました〜



(文責:織)


ありがとうございました!
さすが代表!さらっと建築展のテーマも発表してくれました。
みなさまにはまだ発表していませんでしたが、2016年のテーマは Log に決定しました!
何かと忙しく、慌ただしさに追われる日々ではありますが、それでも今の思い ひとつひとつを忘れずにしっかりと積み上げていきたいですね。そんな私たちの日々の軌跡をみなさまにも一緒に感じていただけるようなブログになるといいなぁ、なんてブログ担当らしいことも言ってみたりして…


さて、去年に引き続きとっても忙しそうな伊藤研ですが、今年は個人の活動も充実しているようですね。努力家の2人の熱意がこちらにも伝わってきますね!楽しそうな写真については岡田研の時に触れることにしましょう。

続きまして次回は、歴史系研究室 「頴原研究室」です!キュートな頴原先生にも建築史の授業以来すっかりご無沙汰なので、わたしもとってもたのしみです(^o^) 更新は2日後ですよ~要チェック☆☆




(文責:山崎)