2015年11月17日火曜日

卒論発表

こんばんは!千葉大建築展2016広報です。

今回は卒論発表会の様子をお伝えしようと思います。
千葉大学建築学科では、学部卒業のために卒論の提出が必須となっておりまして、
それはもちろん我々卒業設計履修者も変わらず通るべき関門なんです…!

なので、卒計の提出に先立って、11月6日に卒論の発表会が行われました。
今回はこの夏完成したばかりの新しい教室
工学系騒動研究棟2コンファレンスルームにて発表が行われました。


発表前の会場の様子
まだ準備に追われている人が多いのでしょう…人数が少ないです。



卒論のテーマ選びは自由で、いろいろ悩んだ人もいるのかもしれませんが、
現在関わっている研究室での研究やプロジェクトに関するものが毎年多いような気がします。
今年は例年に比べて卒計履修者が多く、その分研究内容も多岐にわたっていましたね。


ここで、論文題目を紹介します。{学籍番号順、()内研究室名}

「ICTが及ぼす建築の原作者性の変化に関する研究」 山本直弥(頴原研)
「類推的都市のドローイングにおけるアルド・ロッシに作品群に関する考察」 穴水宏明(岡田研)
「総合病院における精神科外来待合の空間設計に関する研究」 李 多卿(中山研)
「小中一貫校における児童・生徒間交流を促す施設計画の考察―視察調査・ワークショップを通じて―」 大峽康平(柳澤研)
「街路空間における日本的な生活の表出の仕方に関する研究 江戸名所図会を対象として」 小黒由実(岡田研)
「フェルメールの絵画を題材とした人物の行為と室内空間の関係性の考察―絵画の空間表現と人物表現を参照した設計理論の検証―」 織大起(伊藤研)
「都市街路・公園等の維持管理における市民協働手法に関する研究―「ちば市民協働レポート」を事例として」 加瀬ひかり(宗方―岡部研)
「菊竹清訓の言説と建築における架構体から見える精神性 1950~60年代作品の形態的類似を通して」 釜谷潤(岡田研)
「精神科医療における地域移行のための諸施設の実態調査」 川鍋哲平(鈴木研)
「木材の利用促進と地域活性化の考察」 河村哲哉(鈴木研)
「建築写真の構成要素に関する研究 レム・コールハースの作品集における表現をもとに」 小林泰典(岡田研)
「歴史的建造物のコンバージョンの実態に関する調査―小樽市の保存条例と転用手法について―」 後藤沙織(柳澤研)
「高速道路休憩施設の滞在時間と環境評価指標の相関分析」 斉藤昂大(鈴木研)
「高齢者デイサービスにおける利用者の過ごし方と特性―「民家転用型」と「施設新設型」を比較して―」 柴藪綾介(中山研)
「行政中心地域を対象としたクリーンセンターからの面的エネルギー供給の最適化検討」 新冨凌汰(林研)
「緑地環境の生成に寄与する地域住民の意識と実態の分析―みどりのまちづくり企画「まちはな2015」と通して―」 菅野万里帆(鈴木研)
「データベースに基づく頭付きスタッドの性能についての基礎検討」 須藤嘉顕(島田研)
「島根県大田市大森の町並みに関する研究」 角拓哉(宗方―岡部研)
「建築における廊空間の構成と作用―日本建築を事例とした図式化による考察―」 高橋洸太(Morris研)
「ボリュームレンダリングを応用した積層材加工物のデザインシュミレーション」 土屋翔斗(平沢研)
「病院外来部コモンスペースにおける患者利用の可能性に関する研究」 坪田祐(中山研)
「プロジェクションマッピングが有する4つの借景概念段階 『日本造園における借景という用語の性格と変遷』をもとにして」 成瀬ひな子(頴原研)
「大学図書館の自由開架空間における資料探索行動に関する研究―館内サイン計画と利用者の迷いについて―」 藤田雅大(中山研)
「都市中小河川の周辺環境に関する研究―鎌倉市大船市街地を事例に―」 牧野祥大(宗方―岡部研)
「薄暗い空間の心地よさに関する研究」 宮崎奏(宗方研)
「ICT機器の活用を促す教育施設計画に関する研究」 森泉彩(柳澤研)
「人の生活におけるコミュニティの大きさに関する研究」 山口裕香(岡田研)
「認可保育園における子どもの発達環境に関する考察―子供の行動と空間要素の関係に着目して―」 山崎すみれ(柳澤研)
「槇文彦が「奥」を構成する際に使った手法に関する研究 ヒルサイドテラスを通して」 李熙徳(前田研)
「揺動する布や粒子を見て感じる視覚的な風の強さと肌で感じる風の強さの関係」 渡辺杏奈(吉岡研)
「フランク・ロイド・ライトの住宅における暖炉配置に関する研究―暖炉を起点とする空間の方向性の分析―」 竹内悠(伊藤研)
「没入型VRによる建築プレゼンテーションの施行」 戸田勇登(平沢研)
「診療所の配置と住民の生活圏域―大津市市街地を対象として―」 山下悠太(中山研)

 以上、33名です。


発表をきいているみんなの様子




5分という持ち時間はとても短く、研究の内容をまとめて原稿を考えるのも一苦労でした。
論文をスライドでわかりやすく伝えるのは、設計の発表とはまた違ったむずかしさがあり、
載せる文章が長くなり過ぎぬように、膨大な量の実験結果や調査結果を簡潔に表せるように
など梗概を提出してからも、発表の準備に追われていました。
そんな中で、研究室の先輩方には最初から最後まで、
梗概の内容・言い回し・誤字脱字チェックから発表スライド・原稿のアドバイスまで、
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
来年、同じように後輩たちにアドバイスができるのか自信がない!と何度口にしたことでしょうか…でも、安心してください。がんばりますよ!

そういえば、卒論の研究で保育園に調査に行ったとき、
安心してください、はいてますよ!安心してください!
と園児たちがとにかく明るかったのがかわいかったです。
関係ないですね、すみません。
でも私たちも、とにかく明るく 楽しい卒計期間を過ごしたいなと思うばかりです(無理矢理)。


さて、話がそれましたが、この卒論での研究内容を卒計につなげるもよし、
また新しいテーマに取り組むもよし、考えなくてはならないことは山々ですが、
とにもかくにも卒論発表が終わり、(まだ本論の提出が控えてはいますが)
いよいよ 街はクリスマスモード一色、わたしたちは卒計モード一色!!!
といったところでしょうか。サンタさん、かっこいい図面が欲しいです…ToT

来る12月10日には早速、卒計中間報告も控えています。
本当にあっという間です。。がんばりどきですね!


それでは、また次回のブログをおたのしみに!




(文責:山崎)

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